
「201号室の入居者から玄関の天井からポタポタ水が落ちてくるとクレームがあった。真上にある301号室の住人による水漏れを疑って調べたが、どこにも異常はなかった」
「雨の日の翌日になると、決まって下の階の玄関先のクロスにシミができる」
大阪府内でマンションやアパートを経営されているオーナー様。
このような「中層階の玄関付近での水漏れ」が起きた際、「真上の部屋の住人が水をこぼしたのではないか?」「配管が壊れたのではないか?」と疑ってしまうのは無理もありません。
しかし、上の階に異常がない場合、不動産と建物のプロフェッショナルは「上の部屋」ではなく「共用廊下」を疑います。
今回は、入居者同士のトラブルに発展しやすく、一般的な業者では原因究明が非常に困難な「共用廊下からの雨漏り」の恐ろしいメカニズムを解説します。
綺麗に見える「長尺シート」の死角
大阪のマンションやアパートの多くは、外の空気に触れる「開放型の共用廊下」を採用しています。
当然、強風や台風の日には廊下に大量の雨水が吹き込みます。
最近の物件の共用廊下には、足音を軽減し、滑り止めにもなる「長尺シート(塩化ビニル製の分厚い床材)」が綺麗に貼られていることがほとんどです。
一見すると、このシートが水を弾いて建物を守ってくれているように見えます。
しかし、雨漏りの引き金となるのはシートの「真ん中」ではなく、「端っこ(端部)」や「シート同士の継ぎ目」です。
廊下の端にある排水溝(側溝)との境目や、シート同士を繋ぎ合わせている溶接部分は、太陽の紫外線や、毎日のように住人が歩く摩擦によって少しずつ劣化し、ヒビ割れや剥がれが生じます。
吹き込んだ雨水は、このわずかな隙間から「シートの裏側(下)」へと容赦なく侵入していくのです。
コンクリート内部を水平に移動する雨水
シートの裏側に回り込んだ雨水は、どこへ行くのでしょうか。
マンションの床であるコンクリート(スラブ)には、建築時の乾燥収縮による微細なヒビ割れが無数に存在しています。
長尺シートの下に閉じ込められ、逃げ場を失った大量の雨水は、このコンクリートのヒビ割れを通って建物の内部へと染み込んでいきます。
ここで非常に厄介なのが、水は必ずしも「真下」に落ちるとは限らないということです。
コンクリート内部の隙間や、鉄筋に沿って「水平方向」に数メートル移動してから、最も弱い部分(下の階の玄関の天井など)に達してポタポタと漏れ出してくるケースが多々あります。
そのため、雨漏りしている真上の廊下を調べてもヒビ割れが見つからず、「原因不明」として処理されてしまうことが多いのです。
「とりあえず全面張り替え」は無駄な出費の極み
この共用廊下からの雨漏りに対し、原因を特定できない業者は「廊下の防水が寿命ですね。
長尺シートを全部剥がして、廊下全体を防水し直しましょう」と、数十万〜数百万円規模の全面改修を提案してきます。
しかし、本当に水が侵入している「10センチほどの隙間」を見つけることができれば、廊下全面を張り替える必要はありません。
原因箇所をピンポイントで部分補修するだけで、雨漏りはピタリと止まり、修繕コストを劇的に削減できるのです。
「非破壊検査」でコンクリートの中を透視する
目に見えない長尺シートの裏側や、コンクリート内部の水の動きを特定するためには、人間の勘ではなく「科学的な調査」が不可欠です。
錦不動産が大阪全域で提供している「精密雨漏り調査」では、建物を壊すことなくこの難題をクリアします。
- ハイドロパス(微弱電流)調査
共用廊下の長尺シートの継ぎ目や、排水溝周りの怪しい隙間に微弱な電気を流します。
もしその隙間からコンクリート内部を通って、下の階の玄関(雨漏りのシミ)まで水が繋がっていれば、電気が通ることで「ここが100%侵入口である」とピンポイントで特定できます。 - 赤外線サーモグラフィ調査
下の階の室内から天井に向けて赤外線カメラを当て、水がどの方向から流れてきているか(温度低下のルート)を可視化し、調査の精度をさらに高めます。
思い込みによる誤診を防ぎ、確実な解決を
「玄関の雨漏り=上の階の住人のせい」という思い込みは、入居者間の深刻なトラブルを招きかねません。
また、原因を特定しないままの共用廊下の全面改修は、オーナー様の貴重な資金を奪ってしまいます。
錦不動産では、精密調査によって雨漏りの真犯人をミリ単位で特定し、無駄を削ぎ落とした最も的確な部分補修をご提案します。
さらに、オーナー様と直接ご契約いただいた場合は「雨漏り調査費および修繕工事費の10%を還元」する独自のサポートも実施しております。
「中層階の玄関から雨漏りしている」「業者が原因を見つけられず、大規模な工事を勧められている」とお悩みのオーナー様。
見当違いな工事を契約する前に、まずは大阪の不動産・建物のプロフェッショナルである錦不動産へご相談ください。