
「入居者から壁紙が濡れて剥がれてきた、コンセントの周りにカビが生えたと連絡があった。外壁も屋根も綺麗なのに、なぜそこだけピンポイントで雨漏りするのだろう?」
大阪府内でマンションやアパートなどの賃貸物件を経営されているオーナー様。
もし、特定の部屋の壁面だけで突然このような水濡れトラブルが起きた場合、建物の老朽化を疑う前に、入居者に一つだけ確認すべきことがあります。
「最近、インターネット(光回線)やケーブルテレビの開通工事をしませんでしたか?」
実は近年、入居者が手配した通信業者のずさんな工事が原因で、建物の外壁から雨水がドバドバと侵入する「人災」による雨漏りが大阪でも急増しています。
今回は、見落とされがちな「ケーブル引き込み穴」の恐ろしい罠と、トラブルを防ぐための解決策を解説します。
通信業者は「防水のプロ」ではないという事実
マンションやアパートなどで新たに光回線を導入する際、外の電柱から引っ張ってきたケーブルを、エアコンの配管穴(スリーブ)の隙間を通したり、最悪の場合は外壁に直接ドリルで小さな穴を開けて室内に引き込んだりします。
ここで問題になるのが、工事を行うスタッフは「通信接続のプロ」であって、「建物の構造や防水のプロ」ではないということです。
ケーブルを通した後、彼らは「パテ」と呼ばれる粘土のような充填材で穴の隙間をペタペタと塞いで帰ります。
しかし、この簡易的なパテは紫外線や雨風に弱く、わずか数年(早ければ数ヶ月)でカチカチに硬化し、ひび割れたりポロポロと剥がれ落ちたりしてしまいます。
そこへゲリラ豪雨や台風が直撃すると、無防備になった穴から壁の内部へと直接雨水が流れ込んでしまうのです。
雨水を引き込む「たるみ(水返し)」の欠如
さらに恐ろしいのが、ケーブルを伝って雨水が室内へと導かれてしまう「伝い水(つたいみず)」という現象です。
本来、外から壁にケーブルを引き込む際は、雨水が壁に到達する前に下に落ちるよう、ケーブルをあえてU字型に少し垂らす「たるみ(水返し・水切りトラップ)」を作るのが建築の鉄則です。
しかし、経験の浅い下請け業者が「見た目をスッキリさせよう」とケーブルをピンと張った状態で斜め上から壁に引き込んでしまうとどうなるでしょうか。
ケーブルについた大量の雨水が、まるで滑り台のように壁の穴に向かって一直線に流れ込み、室内の壁紙や断熱材を水浸しにしてしまうのです。
「誰の責任か?」で揉めないために必要なこと
この雨漏りが非常に厄介なのは、「責任の所在」でトラブルになりやすい点です。
原因が建物の劣化であればオーナー様の負担で修理する必要がありますが、もし「入居者が手配したネット業者の施工不良」が原因であれば、その修繕費用は業者(または入居者)に請求すべきものです。
しかし、一般的な雨漏り修理業者を呼んで「たぶんこのケーブルの隙間から入ってますね。コーキングで埋めておきます」と口頭で言われるだけでは、通信業者に責任を認めてもらう(損害賠償を請求する)ための証拠としては弱すぎます。
非破壊検査で「確たる証拠(データ)」を突きつける
「誰の工事が原因で、どこから水が入り、壁の中がどれくらい濡れているのか」。
これを第三者の視点で科学的に証明するためには、錦不動産が大阪全域で提供している「精密雨漏り調査」が最大の武器となります。
- ハイドロパス(微弱電流)調査
外壁のケーブル引き込み穴の隙間に微弱な電気を流し、室内の濡れている壁やコンセント裏まで電気が繋がるかを確認します。
これにより、「100%このネット回線の穴から水が侵入している」という動かぬ証拠をピンポイントで特定します。 - 赤外線サーモグラフィ調査
室内の壁に赤外線カメラを当て、ケーブルの穴の周辺から水がどのように広がっているか(温度低下の青い影)を可視化します。
壁を壊さずに被害範囲を客観的なデータとして写真(報告書)に残せるため、通信業者との交渉も非常にスムーズに進みます。
原因不明の壁のシミは、まず「穴」を疑う
建物の外壁には、エアコン配管、換気扇、そしてネット回線など、思いのほか多くの「貫通している穴」が存在します。
これらを起点とした雨漏りは、屋根や外壁の全面修理という見当違いな工事を引き起こす原因にもなります。
錦不動産では、精密調査によって原因を明確に切り分け、オーナー様が負担すべきでない無駄な修繕費用を防ぎます。
さらに、オーナー様と直接ご契約いただいた場合は「雨漏り調査費および修繕工事費の10%を還元」する独自のサポートも実施しております。
「特定の部屋の壁だけがなぜか濡れる」「入居者のネット工事以降、カビ臭いと言われている」とお悩みのオーナー様。
壁の中が完全に腐ってしまう前に、まずは大阪の不動産・建物のプロフェッショナルである錦不動産へご相談ください。